パンクリトリス全体をフル勃起させてしまうのが『カーママッサージ美容術』。
今回の『SM美容術人門』はSM美容でも人気の高い『カーママッサージ美容術』。
そして、SM美容をする側(男性が多いかな)にとっても、おそらく習得するのが一番簡単なアイテム1つ。
「簡単で効果的」なので、まずマスターするといいのかもしれませんね。
マスターと言っても、全然たいしたことないのです。
ようするにクリトリスへの刺激。
正確にいうと、「陰核亀頭」への愛撫。
すでに『鳥は菱形の庭に降りる・・』『菱形を貫く3本のチューブ』『サロンのパン・クリトリス仮説』『クリションマンの故郷』『暴れん坊クリションマン』『クリションマンの正体』などでさんざん説明してきましたように、世間一般に「クリトリス」で表現される、オマンコの上にある小さな真珠のような部分は、クリトリス全体のごく一部の「陰核亀頭」の部分。
ここだけ体の外に、ちょこっと顔を出しているのですが、それに続くもっともっと大きなクリトリス本体は、体の中に埋まっているので、われわれには見えないんですよね。
体の中に埋め込まれているクリトリスの部分は、膣の周りを囲んでいたり、Gスポットの近くに位置していたりしていて、やはり性感にすごく関与しているんです。生物的には、男性チンポの「竿」の部分に相当。
SM美容では、この本来の体の中の部分も含めた広義のクリトリスを、いわゆる、体の外に出ている 「陰核亀頭」と区別するために、「パンクリトリス」と呼んでいます。
最近はやりの「陰核尿道膣複合体」は、「パンクリトリス」と尿道の体表付近と膣の入り口付近の複合体に対するエライ先生からの命名です(詳しくは『クリションマンの野望:序章』『クリションマンの故郷』『暴れん坊クリションマン』『クリションマンの正体』の「クリションマン四部作」をよんでね)。
さて、「陰核亀頭」は、「パンクリトリス」のごく一部でしかないのですが、『8,000本の枝のもたらす至幸』にも書きましたように、感覚神経が密集しています。その密度たるや、男性のチンポなんて比ではありません。
というか、そんなのわざわざ言うまでもないですよね。みなさん、まずは『クリ逝き』でオーガズムを経験される方が多いでしょう。なんといっても性感帯の王者が「陰核亀頭」です。
じゃ、『カーママッサージ美容術』は『クリ逝き』を誘導する美容術か、といえばそうではありません。
【Take-home message-21】カーママッサージでパンクリトリスの完全勃起誘導
そう。 『カーママッサージ美容術』の目的は、体の中に隠れているクリトリスの部分を含めた、「パンクリトリス」全体をフル勃起させることをめざします。刺激できるのは、「陰核亀頭」部分のみなのですが、それを通して、全体を勃起させます。
読者が男性の場合は、チンチンが「ガッチガチに勃起した状態」をイメージしてください。
チンポがピ〜ンと立って、亀頭も竿もビンビンに膨らんで、金玉がキュートあがって、なんだか苦しいぐらいにチンコ立ちしている状態。
チンポの先に風があたっただけでも、射精してしまいそうな状態。
そういうフル勃起状態に、「パンクリトリス」をもっていいくのが、『カーママッサージ美容術』。
「クリトリスなんて勃起するの?」と思われる方もいるかもしれませんが、しますよね。
「陰核亀頭」が興奮するとどんどん大きくなるのは経験された方は多いでしょうし、「パンクリトリス」全体がフル勃起すると、オマンコ全体が「チンポ欲しい〜!!」って感じで膨らんで、女性によっては、小陰唇がビンビンに膨れて、前に突きだしてきます。めちゃエロ美しい光景です(そういう画像がネット上でしばしば目にすることができるのですが、日本では紹介できないのが残念)。
この「パンクリトリスフル勃起」状態に導くのが『カーママッサージ美容術』の大切なポイントです。
『カーママッサージ美容術』の間に、『クリ逝き』で達するか、達しないかはどちらでもいいです。
全体の流れで、『クリ逝き』誘導までしてしまってもいいかもしれないし、あるいは寸止めで焦らしておくのも、続く展開を考えたときに、いいのかもしれません。逝きそうにならなくても、それはそれで全然かまいません。
「わかった、わかった、で、どうやってやるの〜?」
「左手の手のひらで、恥丘のやや上側を押さえて、そのまま皮膚全体をぐっと、腹側に押し上げます。
すると、皮膚の移動と共に、陰核包皮(クリちゃんを包んでいるフードのことね)が、おなか側に移動し、包皮に隠れていた陰核亀頭が剥き出しになります。
あとは、その露出した陰核亀頭を、右手の人差し指の先の腹で、やさしく、ゆっくりと、まったりと、マッサージしていきます。いわゆる『陰核磨き』です。」
できる限り長時間『陰核磨き』してみてください。
ただし、指を動かすスピードは常に一定に。
相手の興奮に合わせて、スピードを速くしてはいけません。
「OK、OK分かった。簡単。問題なくできるよ」
って感じで、いきなり彼女の『陰核磨き』を初めても、ダメかも。
『SM美容術入門3-ダイナミックレンジ』を読み返して下さい。
どういう流れの中で『カーママッサージ美容術』をおこなうかがとても重要。
【Take-home message-22】焦らしきった末にカーママッサージを始めるのが大切
いきなり、『陰核磨き』を初めても、普段のクリオナニーと変わりません。
Salon de SMでは、通常『カーママッサージ美容術』を開始する前に、エネマ美容術、ボンデージ美容術、シェービング美容術、乳首マッサージなどを先におこなっています。
これらのアイテムでは、クリやオマンコを触ることはありません(唯一、シェービング美容術の時のみ、どうしても陰核亀頭に指が触れることがありますが)。
なので、女性の方は、この段階で
「お願いだから、早く触って。早く。お願い」
って感じになっています。
そういう状態で、通常Salon de SMでは、M字開脚縛りという、強烈に恥ずかしい格好にされて、オマンコ剥き出し状態で『カーママッサージ美容術』を開始します。
これだけの条件が揃えば、『陰核磨き』と呼ぶに相応しいSM美容となるのですが、いきなりクリを触るだけでは、ただのペッティングです。
しかも、電マなんかでいきなり、クリを刺激して、潮吹かせて喜んでいるようでは、最悪です。
あくまで、指先の柔らかい指腹で、ゆっくり、まったりと、陰核亀頭全体をマッサージします。
男性の方だと、彼女が、バンバンに勃起しているチンポの亀頭部分だけを唇ですっぽり包んで、いわゆる「先っぽフェラ」を長時間してくれているのをイメージするとよいでしょう。チンポがどんどんますます固くなっていくのに、いつまで経っても射精には至らない・・永遠にチンポが固くなるような感じです。
あまり陰核を強く押さえると、「陰核責め」のようになり、苦しいです。
そういうのが好きな女性もいらっしゃるかもしれませんが、「パンクリトリス」全体をフル勃起させる、といった目的からは外れるかもしれません。
逆に、サワサワで焦らすのがよいだろう、というのも、『カーママッサージ美容術』の場合は無用です。迷うことなく、ストレートに剥き出しになった陰核亀頭をダイレクトにマッサージしてください。
【Take-home message-23】カーママッサージでは陰核クリームの併用を推奨
Salon de SMでは、『カーママッサージ美容術』をおこなう際、陰核クリームを併用しています。
陰核クリームを必ず使わないとダメなのか?となると、そうでもないと思いますが、いつも使っているので、ちょっと分かりません。
多分、ローションとか、唾液も同程度の効果があるのでは、と思います。
ネットやアダルトショップでいろいろなものが売っていると思いますが、サロンさんは『エメリタ・レスポンスクリーム』というのを使っています。
米国製のちゃんとしたクリームで、陰核の血行を高めて、感度を増大させます。
輸入品ですので。店によって値段が随分と違うようです。購入される場合は、安いところを捜すと、見つかると思いますよ。
成分は「 L-アルギニン、朝鮮人参成分、ショウガエキス、ミントオイル」などです。
あくまで、陰核用のクリームですので、その他の使い方はしないように。
【Take-home message-24】陰核クリームをチンポに塗ってはいけません
ヤバイです(笑)。
SM美容術入門10-アンGマッサージ美容術 < SM美容術入門 > SM美容術入門12-ヴァニラマッサージ美容術
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