その一滴が貴女を深い悦びの世界に連れて行く・・・そんな媚薬は本当にあるのでしょうか?

 

 

 

 

 カーママッサージ美容術陰核磨きに使う陰核クリーム。Salon de SMでは、『エメリタ・レスポンスクリーム』という、米国製のクリームを使っているのですが、このメーカーやたらとパッケージのデザインを変えます。

 

 

まあ、経営母体の資本が変わったりとが、社長が変わったりとか、そういうのタイミングで変えてるのかな、と思っていたのですが、

恍惚のマロンクリーム』で紹介したように、なんと「中味」も変わっていたことに、最近気づきました。

 『カーママッサージ美容術』の記事を書いた2012年頃の『エメリタ・レスポンスクリーム』の内容表記は

  • グリセリン
  • L-アルギニン
  • L-フェニルアラニン
  • L-チロシン
  • ソルビット
  • 蔗糖ステアリン酸
  • ショウガエキス
  • 西北甘草エキス
  • ローズマリーオイル
  • ナイアシン
  • L-ヒスチジン
  • 朝鮮人蔘エキス
  • メントール
  • 桂枝油
  • ベルガモットオイル
  • セトステアリルアルコール
  • パルミチン酸アスコルビル
  • ミリスチン酸イソプロピル
  • パルミチン酸オクチル
  • カルボマー
  • トリエタノールアミン

だったのですが、現在使っているも(写真の一番右)は、

  • グリセリン
  • ミリスチン酸イソプロピル
  • ソルビット
  • フェノキシエタノール
  • カプリリルグリコール
  • ソルビン酸
  • L-フェニルアラニン
  • L-チロシン
  • ローズマリーオイル
  • 桂枝油
  • メントール
  • ナイアシン
  • 蔗糖ステアリン酸
  • セトステアリルアルコール
  • ビタミンC
  • カルボキシビニルポリマー

となっています。

 

「ショウガエキス」「西北甘草エキス」「朝鮮人蔘エキス」「ベルガモットオイル」といった、生薬、アロマオイル系のものに加えて、『恍惚のマロンクリーム』で焦点をあてた、「アルギニン」も抜かれています。

なんだか、雰囲気的に効果がありそうな成分が抜かれてしまっているのですが、これで大丈夫なのでしょうか?

ええ。大丈夫です。

使っているサロンさん自身、何も気づかない・・というか、『カーママッサージ美容術』はますます切れ味がよくなっています。

ということは、新しい成分構成の方がより効果的なのでしょうか?

あるいは、成分なんてどうでもよく、単にサロンさんのテクニックが熟練してきただけのことなのでしょうか?

 

 

そもそも、この手の「怪しい」クリーム、無数に売られていますが、それぞれいったい何が入っているんでしょう・・

いくつか、ネットから拾えるものの、内容を見てみましょう。

 

「CLITORIA CREAM」(クリトリア・クリーム)

  • L-アルギニン
  • L-ヒスチジン
  • 山芋抽出液
  • ナイアシン
  • ミント香料剤
  • メントール

シンプルな内容物ですね。「アルギニン」は入ってます。

「山芋」抽出液も入っているんだ。ムズムズしそうですね。

日本でも大昔から「肥後ずいき」という、ムズムズ系の性具があります。

メントールは、スースーして、「なんか塗られている」って感じがはっきりしますので、必須の成分なのでしょうね。

 

 

「Orgazyme」(オルガザイム)

  • プロピレングリコール
  • アルコキシ化ジエステル
  • グリセリン
  • ジメチルポリシロキサン
  • ポリエチリン100ステアリン酸
  • セチルアルコール
  • イミダゾリジニル尿素
  • メントール
  • カルボマー
  • メチルパラベン
  • トリエタノールアミン
  • プロピルパラベン
  • トコフェロール
  • アロエ
  • 鹿茸
  • シベリア人参エキス
  • イチョウエキス
  • オルニチン
  • アルギニン 

これはいろいろ入ってますね。

鹿茸(ロクジョウ)ってのは、漢方薬で、鹿の角です。古代からインポテンツにも効くと言われている漢方薬です。

イチョウは、痴呆に効くかもとかいうので、日本でもサプリで流行ってますね。ドイツでは、日本でいう厚生省みたいなところが、ハーブ薬として記憶障害などの改善への使用を承認しているようです。

 

 

 「Scream Cream」(絶叫クリーム)

  • アミノフィリン
  • エルゴロイドメシル酸塩
  • L-アルギニン
  • ペントキシフィリン
  • シルデナフィル
  • テストステロン

ネーミングが素敵ですね。

入ってるものが凄いですわ。モロ薬です。

アミノフィリンは心不全や喘息に使う薬で心臓に作用します。エルゴロイドメシル酸塩はアルツハイマーの薬。

ペントキシフィリンは慢性脳循環障害の治療薬。 シルデナフィルはバイアグラのこと。テストステロンは男性ホルモンです。

こんなの売っちゃだめでしょ。「リビドー増強剤。クリトリスに塗って使う。医師の処方箋必要」とありますが、アメリカではこんなの売っているのでしょうか?

怪しすぎます!

 

 

「Vigorelle」(ヴィゴレル)

スマ根というのはブラジルに伝わる強壮剤らしいです。 ダミアナ葉も、古代マヤ文明の時代から媚薬、精力増強、生殖機能調製、抗欝剤として使用されてきたそうです。

 

「狂潮嬌娃」

  • L-アルギニン
  • メンソール
  • プロピレングリコール
  • 樟脳オイル
  • ユーカリオイル
  • ビタミンA、D、E

 これは中国系の媚薬ですかね。

中国系もたくさん商品がありますが、サイトが中国語なので成分が分かるのが少ないです。

 

 

 「春画 秘園」

  • グリセリン
  • ポリエチレングリコール
  • ポリクオタニウム-7
  • L-アルギニン
  • ハイドロキシエチル・セルロース
  • ダミアナ葉エキス
  • ヒダントイン
  • 安息香酸ナトリウム
  • ペパーミントオイル
  • ビタミンE
  • クエン酸

これはカナダのクリトリスクリーム

この 「春画 秘園」、デザインがいいですね。

上でも出てきた、 古代マヤ文明から続く秘薬、ダミアナ葉が配合されています。

「ポリクオタニウム」なんてあまり耳にしない成分が入っていますが、これはシャンプーなどに使われている合成高分子です。

 

カナダって、知られてないかもしれませんが、性具大国なんです。

最近はやりのシリコン製でフォルムが美しく、しかもスマホでコントロールできるといったバイブの多くは、元をたどればカナダで最初に作られ、そのコピー商品が各国で生まれています。

 

 

日本も負けてはいません。アマゾンをサーチすると、怪しげなクリトリスクリームがわんさか出てきます。

どれもネーミングがいいですね。母国語ですからね。

お値段もいろいろ。桐箱に入って、高級感を出しているものもあります。

成分は、書いていないのも多いですが、明記している場合も、まあ基本的にはだいたい、上にあるようなものです。

 

 

さてさて、どのクリトリスクリームが一番凄そうですか?

「古代マヤ時代から使われている・・・」「ブラジルに伝わる・・・」といった、歴史のある成分が入っているものの方が信頼できるでしょうか?

似たような生薬成分ですが、もう少し現代風に洗練された、ハーブ系の成分の方が安全で効果があるでしょうか?

いやいや生薬系は結局全部怪しい。ちゃんとFDA認可された医薬品が処方されてないとね、というお考えでしょうか?

はたまた、いろいろ分からないのが入っていたら不安なので、化粧品などにも広く使われている合成分子系だけで構成されているクリームが安心、ってお考えでしょうか?

成分は気にしない毛ど、値段が高くて、立派な入れ物にはいっているものが安心でしょうか?

 

答えは簡単。あなたが「これが一番効きそうだ」と感じるものが、あなたには確かに効果がある媚薬になるのです。

なぜって?

引き続き、次回のコラムで考えていきましょう。

 

クリトリス(Cスポット)に関連した以下の記事もお読みください。

 

『ジスイズ・オルガズム美容術』