チンポの味〜軟編〜

 天然モノから人工物へ、偽チンポの材料も進化を続けます。

 

 

 

チンポの味〜固編〜』では、金属、ガラス、陶器などの「固い」偽チンポ、つまりディルドの紹介をしました。

チンコは固くて太くて長いのが好き!っていう女性は、いくらでも固くて太くて長い偽チンポを手に入れることができます。

「でもやっぱり、本物のチンポに近い方がいいな」って人には、今回ご紹介する「柔らか系」の偽チンポがよろしいかもしれません。

 

「柔らか」系の偽チンポ

 

「土佐日記」などで、チンポの暗喩にナマコが使われてますが、昔の女性はナマコを偽チンポで使っていたのでしょうか?

いろんな形や太さがあり、しかも動いてくれるのでいいのかもしれませんね。

誰か試したらサロンさんに使用感を教えてください。

 

天然物なら、野菜の方がお手軽かもね。

スーパーにいけば、いろいろな手頃な野菜が手に入ります。

キュウリ、ナス、大根、トウモロコシ、それぞれ「マンコ触り」が随分違うでしょうし、いっそのことロマネスコやキワーノといった変わった野菜にトライするのもおもしろいかもしれません。もちろん、キノコ類も形は素敵ですが、ちょっと柔から過ぎるかも。

 

 

まあ、ナマものは、保存がききませんし、アレルギーとかもおこしやすいかもしれませんので、おいておきましょう。

amazonや、アダルトグッズのサイトをみると、いろいろな偽チンポが売っています。

色や形や機能もさまざまなのですが、材料も実は非常にいろんな種類があります。

前回も言いましたように、材料の整理というのは、結構難しいのです。名前が、いろいろな絡みから、異なった背景でつけられているので、ややこしいのです。

ある程度正確さを犠牲にして、おおざっぱに整理していきましょう。

 

まず、「ゴム」系。

「ゴム」と聞くと何を思い出します?

「コンドーム?」「輪ゴム?」「タイヤ?」

いずれもゴムですよね。

ゴムって何からできているか分かります?「ゴムの木?」「石油?」

 

歴史的には、もちろん植物、つまりゴムの木からゴムは始まります。

正確に言うと「へベア・ブラジリエンシス」という木から採取します。

名前に「ブラジリエンシス」ってついていることかわも伺われるように、ブラジルなどの南米でよく採れるみたいです。

ゴムの木の樹液として採れるゴムの原料は、このままではしかし、「伸ばしても縮んでもとに戻る」という、われわれが知っているゴムの性質はもっていません。伸ばしたら伸ぶたままです。ちょうど、ガムみたいな感じなのですが、ゴムもガムも語源は同じです。

このゴムの原料に「いろいろな処理」をすることで、「伸ばしても縮んでもとに戻る」性質や、強さや、柔からさなどの、いろいろな性質を与えることができます。

こうやって、いろいろな工夫を重ねて、「コンドーム」「輪ゴム」「タイヤ」「食器洗い用手袋」「ビルの免震剤」等々、ほんといろいろなところにゴムが使われています。

ゴムの原料がそのまま使われることはまずなく、必ず何らかの化学的な修飾が施されているので、ある意味全て「人工ゴム」なのですが、一般的にはこれらゴムの原料(つまり木の樹液)に由来するゴム製品を『天然ゴム』と呼ぶようです。

 

この『天然ゴム』に対する『人工ゴム』は、いわゆる合成化学を駆使して石油などから作られるものです。

今どき天然ゴムなんて使うのかな、なんて思われるかもしれませんが、街を走る車のタイヤは、その成分の何割かは、天然ゴムらしいですし、コンドームの主流も天然ゴムです。

植物由来だけあり、まれにコンドームにアレルギーを起こす人もおり、そういう心配がない「ウレタン系コンドーム」ってのもありますが、こちらは『人工ゴム』です。

 

アダルトショップで「このディルドはゴム製です」と書いてある場合、これだけでは「天然ゴム」か「人工ゴム」かは分かりません。

おそらく「人工」ってのは印象悪いので、わざわざ「人工ゴム」とは書かないでしょう。「天然ゴム」使っているなら、「天然ゴム製」と明記した方が、印象がいいかもしれません。

ただし、印象が悪いだけで、「天然ゴム」と「人工ゴム」どちらが優れているかは別問題です。 また、繰り返しますが、「天然ゴム」も「人工ゴム」も、修飾方法、合成方法の違いで無数の種類が存在します。

上の写真を見て「これ、ラテックス製違うの?」って思われるかもしれませんが、ええ、多分そうです。

「ラテックス」ってのは、天然ゴムのある処理プロセスで作られる1つの種類で、SMのコスチュームなどによく使われますね。

この「ラテックス」を模倣した「人工ラテックス」もあります。見た目は、われわれのような素人では区別できないのでないでしょうか。

話はそれますが、ラテックスに見た目が似ているのが、「エナメル」

これは「皮革」の表面処理に工夫を施し、ツルツルにしたもの。ハンドバックやハイヒールに登場しますが、SMコスチュームでももちろん人気。

ラテックスは植物由来、エナメルは動物由来、とゼリーと寒天の関係みたいなものです。

大きな違いは、ラテックスはゴムなので、伸び縮みすることです。

 

エナメルといいますか、皮革にも人工モノが存在し、いわゆる「人工皮革」です。クラレのクラリーノとか有名ですね。

人工皮革も合成化学的に皮革を真似て作るのですが、こちらは合成ものですから、自由に強度や伸び縮みの性質を変えられます。

つまり、合成ゴムのような合成皮革も簡単に作れます。

こうなってくると、どこで合成ゴムと合成皮革の線を引くのか、もっというと、合成ゴムとプラスチックの線をどこに引くのか、とかややこしくなってきます。

ここで別の呼び名が登場します。それが「エラストマー」

日本では「このディルドはエラストマー製です」なんてのはあまり見ませんが、海外ではしばしば使われています。

この「エラストマー」というのは何かというと、「弾力のある」材料を指す言葉だそうです。ゴムが伸ばすと縮んで元にもどろうとするのも弾力です。

ですので、学術的は「天然ゴム」も「人工ゴム」も「エラストマー」です。

お店で、「このディルドは天然ゴムでできていて、こちらはエラストマー製です」なんて言われると混乱してくるのですが(どちらもエラストマーなので)、こういう時はたいがい後者のエラストマー製というのは、人工的なエラストマー材料を意味します。

特に「サーモプラスチックラバー=TPR」という合成系のゴムが最近のトレンド。これはエラストマー材料とプラスチック材料をブレンドした材料で、プラスチックのように成形が容易(高温で柔らかい)で、常温でゴムの性質をもつという新素材です。塩化ビニル系、ウレタン系などいろいろあるようです。複雑な形が作れるので、リアルドールなんかにも使われるようですね。

 

「プラスチック」という言葉が出てきましたが、「プラスチック」も実に広い世界をもちます。

元をただせば、やはり植物由来の材料で、「漆(うるし)」なんかも広い意味では天然プラスチックなんですよ。

柔らかくなったり固くなったりするので、柔らかい間に成形して、あとで固くしちゃおうという材料です。

一般的には合成樹脂と訳されるように人工的なものを指します。スーパーの買い物袋、ペットボトル、DVD等々、プラスチックは生活のあらゆるところに使われています。

最初は、「温度を上げると柔らかくなり、下げると固くなる」というプラスチックが大部分でしたが、次第に高い温度でも丈夫、とか、ゴムのように柔らかい、などの性質をもったものが開発され、人工ゴム、サーモプラスチックラバー、人工皮革などなどへとつながります。

プラスチック=固い、というイメージがあるので、特に柔らかいプラスチック系材料を意味するときに、 「エラストマー」と呼ぶことがあるようですが、上に述べたように「天然ゴム」も「エラストマー」の一種です。

人工的な「エラストマー」、つまり人工ゴムにもいろいろあります。アクリルゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴム等々。シリコンゴムはシリコーンというケイ素の化合物でできた人工物ですが、これは特に最近人気があるようです。

 

 

肌触りがよい、熱に強いなどの長所があり、なにせ、「シリコーン整形」とかあるように、体に対して悪さをしないだろうという安心感があります。

また、偽チンポだけでなく、偽マンコにもよく使われるのもシリコーン系。シリコーン系以外の偽マンコもいろいろありますが、また別の機会に。

最近よく目にする、デザインの美しいオモチャ類も、多くはシリコーンを使っているようです。

 

その他、海外のサイトでは「ゼリー系の偽チンポには気をつけろ!」って記事がしばしば登場します。

この危ないゼリー系の材料は、ポリ塩基ビニル系プラスチックと天然ゴムをブレンドしたエラストマーらしいです。

何を気をつけろと言っているのかいうと「表面に小さな孔がたくさんあり、そこに細菌が入り込むので不衛生」ということらしいです。

フニャフニャで、握ってみると、ちょと皮膚がひっかかるようなベットリ感があるのがゼリー系なのかもしれません。

使用後の洗浄は念入りにするとよいかもしれません。

  

シリコーンは、表面のこの小さな孔がないので、衛生的だとされてます。安全性でも信頼感があります。

また、実のところ「シリコーン製」と謳っていても、実際は「シリコーン成分20%、その他80%」でもシリコーン製ってのもよくある話です。「その他」の材料の方に、安全でないものが使われていたりすると、困ったことになります。医療器具と違って大人のオモチャには法規制がないので、作る側の良心にまかせるしかありません。

一般的にシリコーン製品はお高いので、あまり安いシリコーン製オモチャは、シリコーンを使っているというのは本当だとしても、混ぜ物をしているのかもしれません。

ただし、混ぜものがいけないかというと、多くの高機能エラストマーは、天然ゴムとプラスチック系を混ぜたりして作っていますのでそうではないのです。上で述べたTPE(熱を上げるて成形して、室温でゴムになる)も、シリコーン系のTPEなども開発が進んでいるようです。

 

どんどん話がややこしくなるでしょう?

そうなんです。

でも

「このディルドはゴム製で、こっちがラテックス。こちらはシリコン製で、こちらは最先端のTPEでよ」ってのが、いかに意味不明なことを言っているかは、分かってきのでは?

 

ようするに、いろんな材料の偽チンポがあり、それぞれオマンコに入れたときのチンポの味は異なるので、自分にあった素敵な偽チンポの材質を捜してみましょう、ということです。

 

もちろん、材質だけなく、形、大きさ、温度、動きがチンポの味に大きな影響を与えることはいうまでもありません。 

 

ディルドの材質と特徴を解説した動画。

リアルドールの生産ライン。将来的にはAIと連結していくでしょうから、いろいろ新しい楽しみも増えますね。まあでも、生身の人間が一番。

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『ジスイズ・オルガズム美容術』