「イク感じが分からない・・」「頭が白くなるまで感じて見たい・・」。ええ、サロンさんも同じです。
女性の「イク」感覚ってのは、男性にはどんなものなのか大いなる「謎」です。
では、男性の「イク」感覚ってのをちゃんと分かっているのか?と改めて問われると、ちょっと不安になります。
「う〜ん、出る〜」って感じで、気持ちよさがピークになって、ぴゅっぴゅっと射精すると同時に、オチンチンの先がとても気持ちよくなり、心臓がパコパコして、体が動かなくなる感じで・・・よいのでしょうかね。
ひょっとすると「そんなの、まだ本当にイッたレベルじゃないんだよ。」なんて言われると、そうなのかな、なんて思ってしまいます。
射精のない女性の場合は、客観的にどうやって「イク」瞬間を定義したら良いのか、エライ先生達もよく分かっていないようです。
「脈拍数の上昇」「血圧の上昇」「体の紅潮」などが「オルガズム」、すなわち「イク」ことの生理学的特徴として広く受け入れられているそうですが、はっきり言って、そんなの誰でも知っています。
エライ先生はムッとして「君たちは、女性がオルガズムに達する際に、膣や肛門括約筋が0.8秒周期で反復収縮することを知っているのか」
と威張るかもしれませんが、所詮、科学的なオルガズム研究はその程度。「Gスポット大戦」でもご紹介したように、Gスポットがあるのか、ないのかについても明快な答えを出せないのが科学的性研究の限界です。
そもそも心が関係した領域ってのは、「心と物質の分離」から始まった近代科学が苦手とする部分なんですよね。
まあ、それはさておき、最近気になるのが、女性に「イク」という状態にも、いろいろなレベルがあるのかな、という問題。
「イク」「絶頂に達する」「アクメに達する」「クライマックスに達する」「オルガズムに達する」ってのは、全て同じ現象を表す別の言葉なのかな・・すなわち、「イク」というのは、名前はいろいろあっても、ひとつの現象で、「浅くイク」とか「深くイク」とかぐらいの区別でいいのかな、と思っていました。
代々木忠さんという方は、AVの製作を通じて、女性の「イク」、あるいは男女の「まぐあい」についてまじめに追求されているすごい方です。代々木忠さんは「快感のステージ」をいくつかに分類しているんです。簡単にサロンさんの勝手な解釈を含めてまとめると
ステージ「0」=オナニーでイク。セックスしていてもお互いにオナニー的なセックスの場合はこのステージ。
ステージ「1」=相手と十分心の交流がない状態での「イク」
ステージ「2」=相手との心の交流がある状態での「イク」
ステージ「3」=失神レベルの「イク」
ステージ「4」=「オルガズム」に達する。
としています。
なので、代々木忠さん場合、「イク」ということの究極の姿を「オルガズム」としているのですね。このステージでは、何か霊的ともいえるすごいエネルギーが女性からうまれるのだ、というようなことをおっしゃっています。
代々木忠さんの場合は数多くの実践から導き出した「経験知」ですので、その分類に定量性や科学的根拠はありません。だけど、くだらない膣圧を測定している研究よりは、こういう「賢老人」ともいうべき方の助言の方がずっと頼りになりますよね。
Salon de SMでモニターを受けてくださった女性の方で、失神された方はまだ経験がありません。おそらく、うまく施術がいった場合で、上の分類でいう「ステージ2」の状態なのでしょうかね。術後の感想-87で登場されたチハルさんには、ステージ「4」に相当する、何か凄いエネルギーの動きを体験しましたが。
う〜ん、「性」って奥深いんですね。
襟を正して、SM美容の道を究めていかなければなりません。
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『ジスイズ・オルガズム美容術』