「スキーン腺」ってご存じですか?知らない人も多いと思いますが、女性のオマタにある5種のアナの中の1つなのですよ。
「人間には穴がいくつ開いているでしょう?」「えーと、クチと、鼻の穴が2つと、耳が2つと、ヘソもかな?それと、えーと、シッコするアナと、お尻の穴と、それで、オマンコの・・・」なんて、中高生の時にニヤニヤしながら答えたのを覚えていらっしゃる方も多いと思います。
クチからお尻の穴までは一気通貫で通じているのですが、尿道や膣口はそれぞれ、膀胱や子宮と行った体の内部にある器官の出口として体の中と外をつないでいますね。
パンティーを脱いで脚を開いて、貴女のオマタの構造を少し鏡で見てみましょう。
添付の画像は、鏡に映った貴女のオマタ。
上の方の小さな黄色い粒がクリトリスだと思って下さい。これはもちろん穴ではないですよね。
一番下のブラウンの楕円形はアナルですよ。
ちょっと指先で小陰唇を開いてみましょう。「小陰唇って何?」っていう方、いわゆる「ビラビラ」ですよ。
中は何だか複雑怪奇ですが、これがいわゆる「膣口」ですかな。図のピンク色の部分は「膣口」の奥の狭いところ、綠の楕円は「膣口」の入り口付近と考えてください。
よーく見ると、膣口の上の方にちいさな穴がありませんか?図の青色です。
これが「尿道口」。オシッコのでるところです。
よくわかんなかったら、ちょっとオシッコもらせば、どこに尿道口があるか分かりますよ。
ここまでは恐らく誰でも分かるかも。
次からは上級編。
尿道口の両側に、もの凄い小さな穴が開いているのです。尿道口の左と右に対て存在するので2個あります。
鏡で確認できましたか?分からないかもしれませんね?ご主人や彼に、ぐっと顔を近づけて観察してもらうと見えるかもしれません。
ウィキペディアには拡大写真が掲載されているので、それをご覧になるとどんなものかも分かります。
これが「スキーン腺」。「小前庭腺」や「尿道傍管」などの難しい名前もついています。英語では「Skene's galand」。スキーン博士が見つけたのでそういう名前がついているのです。
女性によっては「スキーン腺」が確認できない場合もあるそうなので、見つからなくても気にすることはないですよ。
「そんなのどーてもいいや」と思われるかもしれません。実際、どうでもいいんです。
でも、この「スキーン腺」、そのアナから何が出てくるかご存じですか?
いわゆる「潮」なんです。「潮吹き」の潮は、この「スキーン腺」から分泌される分泌液とされています。
「エッ?あれ、尿道からオシッコもれてるのではないの?」
確かに、AVで噴水のように噴き出しているのはオシッコでしょうけど、通常気持ちよくなりすぎて、ピュピュッと瞬間的に飛び散る透明の液体は「スキーン腺」から出る体液で、尿ではありません。
この「スキーン腺」、男性の前立腺に相当する器官ですんので、男性の前立腺マッサージと、女性のGスポットマッサージは相通ずるところがあるのです。同じ感覚かどうかは、両方経験できないので、誰も分かりませんけどね。
不思議ですよね。
さてさて、ピンク色の膣口の下にも一対、小さな綠の穴がありますよね(いうまでもありませんが、本物は綠色ではないですよ!)。
これは「バルトリン腺」。「スキーン腺」よりは少し有名かもしれませんね。やはりバルトリン博士が見つけたのでそういう名前になっています。
やはり「どーでもいいや」と思われるでしょう。はい、どーでもいいんです。
でも、この「バルトリン腺」、いわゆる「本気汁」が出る穴なんですよ。
貴女の興奮度が高まってくると、陰裂から白いネバネバの液体が垂れてきますよね。
これは「バルトリン腺」から分泌される体液が主成分なのです。
さてさて、まとめますと、貴女のオマタにある穴は「尿道」1つ、「膣口」」1つ、「スキーン腺」2つ、「バルトリン腺」2つ、アナル1つの、最低でも7つの穴があるのです。
とても複雑で不思議な構造をしていますね!
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