機械に頼るのはあまりよくないのですが、機械は人間にはできない凄いことをしてくれる事実も受け止めなければなりません。
『女性用性感治療院』『魔法の杖の美容術』とSM美容術入門シリーズの「振動子美容術」にたどり着くまでの前ふりが長くなってしまいました。
さらに言うなら、既に、『振動子美容術の原点』『電動式振動子の特許』『エロシレーターって・・・』『オモチャの大きさ』などのコラムでも振動子、つまりバイブレーターのことを書いてきているので、随分とたくさんあれこれ解説してきたことになります。
SM美容おいては、「振動子美容術」はそれほど、大きなウェイトを占めてないんですけどね、実は。
ローターやバイブなんて、たくさんの人が普通に使っているので、SMとは関係ないですもの。
それでもなお、こんな風にあれこれ書いているってのは、やはり振動子の歴史が面白いのと、振動子そのものがいろいろイメージを刺激してくれて、楽しくなるんですよね。あと・・・やっぱり手では限界の凄いことも、振動子はしてくれるのも事実。機械に負けたくないですけど、かなわない面もあるのも事実。
という分けで、SM美容術入門シリーズの「振動子美容術」の紹介。2回に分けて、みなさんの妄想力を刺激していきたいと思います。
まずは、Salon de SMで用いている振動子の紹介をいたしましょう。
ほんと、振動子ってものすごい数の種類があるので、ついついあれこれ使ってみたくなるのですが、運ぶ荷物がどんどん重たくなるので、必要最低限に絞るとこの2つになりました。
『パンクリ振動子』
『パンクリ振動子』ってのは、サロンさんの造語です。
「「サロンのパン・クリトリス仮説」」とか「クリションマンの正体」を読んでいただくと分かるように、体の内部のクリトリスを含めて、ビンビンに感じていただこうという意味で、『パンクリ振動子』と呼んでいます。
一般市販品で、商品名は「ICファックミー」です。
一見、普通の地味なバイブですが、性能的にはかなりのものだと思います。
それは、いろんなバイブレーターがわんさか出ている現在でも、この1990年代に開発された「ICファックミー」が、まだ生き残っていることからも明らかだと思います。
結構高いんですよ。今、安くて高性能のバイブもたくさんあるのに、それでも、この一見地味で、高いバイブの需要があるというのは、やはりそれだけ性能がいいのでしょうね。
太さは中程度で、材質はプラスチック系。今流行の、シリコン系の人肌に近いものではなく、愛想のないビニールみたいなものです。
この振動子の優れた点は、1つめは、メインの胴体の中程に仕込まれた刺激部位。
真珠のような大きなビーズが仕込まれていて、これが左右に「グリグリ」と動きます。
この部分に、いろいろしかけをしたバイブはたくさんあるのですが、おそらくこの「グリグリ」のあんばいがすごくツボを得ているのでしょうね。
このビーズ部分が、「クリションマン」部位、ひらたくいえば「Gスポット」を良い感じで刺激するのです。
あとひとつは、枝分かれしたクリトリス用の振動部位。この部分のクリトリスへの当たり具合と、強さがなかなかよいのでしょう。
「IC」とか書いていますが、今風に、いろんな振動パターンを出してくれる訳でもないし、微弱な振動も苦手で、ほんと、ロシアの宇宙船のように無骨なんですが、それでもちゃんとツボは押さえているのです。
ご興味のある方は、「ICファックミー」で検索すると、amazon他のいろいろな通販サイトで取り扱っています。最近、第2世代の「ニューファックミー」も出ているようですが、こちらの性能は、まだ使ったことがないので不明です。
『ピンポイント振動子』
こちらはパンクリ振動子とは違って、なかなか手に入れにくい振動子です。
大阪のとある職人さんが手作りで作っているSM用の振動子。
基本的には通販していないのですが、最近1店だけ通販開始したようなので、「是非欲しい」という方は頑張って探して見て下さい。
手作りですので、値段はそれなりにします。
ベイビーエンターテイメントのAV作品に時々登場しますね。
『エロシレーター』
『エロシレーターって・・・』で詳解したスイス生まれの振動子。
かつてのよく使っていたのですが、現在はしまい込んでいます。
正直、『パンクリ振動子』や『スパイラル振動子』があると出番はないかも。
でも、術後の感想-128のように、リクエストにお応えしてワンポイントリバイバルも可能です。
『スパイラル振動子』
通常のモニターでは持参もしておりません。
スパイラル美容術のモニターの時のみの限定使用です。
『ピンポイント振動子』と同じ職人さんの手作り作品。
なかなか入手困難かと思います。
写真の小さいのはアナル用ですね。
強烈です。
どうすごいかは、スパイラル美容術をモニターしてくださった女性の感想をお読みください。
上級者向きですね。
『ペルヴィス振動子』
サロンさんも昔は「魔法の杖」つまり電マをかなり使っていたのですが、かなり前に捨ててしまいました。
『SM美容術入門3-ダイナミックレンジ』で解説しているように、セッションの早い段階で強い刺激を与えたくないこととかがその理由です。電マもうまく使えば面白いとは思いますが、とりあえずはSM美容では使わないことにしたのです。
この『ペルヴィス振動子』、電マと似ているのですが、異なるのは『ペルヴィス振動子』は挿入して用いるのを前提としています。
おまんこの中に深く埋め込んだ状態で、ペルヴィス全体に「重い」振動を与えます。
かなり強烈です。
やはり、大阪の職人さんの手によるもので、なかなか手に入らないレアものです。
スパイラル美容術をモニターしてくださる方のみに、オプショナルにご体験していただいております。
『ベンダブルグラス』
『お固いのがお好き?』でデビュー(?)した『ベンダブルグラス』。
「固く」て「重く」て「ゴツゴツ」したガラス製のディルドです。
ディルドなので、振動子とはいえませんね。でも、ついでに紹介しておきます。
「こんな固くてゴツゴツしたもの、オマンコに入れて大丈夫なの?」と心配になりますが、モニターしてくださった方の評判はなかなかよいようです(詳しくは『ベンダブル美容術』のページを参照)。
残念ながら、スパイラル美容術をモニターしてくださった方のみがお試しいただける、上級者用のディルドです。
この種のガラス製ディルドはいろいろ街やネット通販でも手に入りますので、ご興味のある女性はお試し下さい。
というわけで、取り急ぎ、Salon de SMで使用している振動子の種類をご紹介しました。
次回は、未デビューのSM美容用の振動子の予告や、これら振動子の使い方などをご紹介しますね。
いろいろ凄そうな新製品がどんどん出てきますね〜。妄想力をかき立ててくれます。
こういう椅子と組み合わせて使うのも、また楽しそうですね。
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