SM美容とか怪しいサイトがありますが、嘘だらけなので騙されてはいけません!
『QUESTION 70. SMと美容関係なくて笑った ただのプレイやん、笑』って、確かこれは、Twitterの書き込みだったかな。
そう。美容術と称して、ただのSMプレイやってるんです。Salon de SMなんて、インチキサイトですね。
すでに何人かの体験者にご指摘されているように(『術後の感想-031』『術後の感想-160』など)、『美容』という、女性にとっては生活の一部ともなっているキーワードで、『SM』という、ちょっと好奇心をそそるエッチな遊びを隠し込んだのがSM美容。
『美容のタメだから、ちょっとエッチだけど我慢しようか〜』
『縛られちゃってるから、普段と違う私が出ても仕方がないか〜』
なんて、逃げ道を準備してあげると、興味をもっていても踏み込めない女性にいいんじゃないかな、てのがSM美容のカラクリ。
まあ、『女性用性感治療院』などにも紹介したように、「美容」「健康」を隠れ蓑にしてエッチ文化が生まれてきたのは、洋の東西を問わず昔からあることなのです。
メスマー美容術に夢中になった、フランスの貴婦人達も、トランス状態で得られる気持ちよさを、「健康のタメ」ということで納得して受けていたのでしょう。
恋をしたり、セックスをしたりすると女性がどんどん美しくなるのはご存じですよね。
これは、恋やセックスにより女性体内のホルモン(エストロゲンやプロゲステロンなど)の量が増加し、体が活性化されるためです。
そして、この体内ホルモンの分泌を最も効率的に促すのが、SMプレイであることが、近年明らかになってきました。
こんなのウソです。
いや・・・全部ウソってこともないです。
恋をしたり、セックスをしたりすると女性がどんどん美しくなるのはご存じですよね。
これは、みなさん経験的に、「そうだよね」って同意できるのではないかな?
恋愛している時は、男女ともに輝いています。
これは、恋やセックスにより女性体内のホルモン(エストロゲンやプロゲステロンなど)の量が増加し、体が活性化されるためです。
これはどうなんでしょうか。きっと捜せば、「性交中の血中ナントカホルモンの変動について」という論文は、たくさん見つかると思います。「恋愛に伴うホルモン変動」なんかの怪しげな論文も出てきそうです。それが、エストロゲンやプロゲステロンなのか、他のホルモンなのか、それらの組み合わせなどかは誰も分かりませんが、「など」と表記しているので、まあ許してもらいましょう。
「体が活性化」というのも、曖昧な表現ですが、ホルモンが細胞増殖を刺激したり、神経活動を変化させたり、その他いろいろな生命活動を制御する話はごまんとありますので、ウソではありません。
そして、この体内ホルモンの分泌を最も効率的に促すのが、SMプレイであることが、近年明らかになってきました。
ふむふむ。「最も」という表現がアウトですね。エビデンスは皆無です。さらに「近年明らかになってきました」ってのは、あたかもそういう研究があるかのごとく書いていますが、そんな論文は見たことありません(意外と捜せばでてくるかもしれませんが)。
まあ、しかしこれくらいのウソならOKですかね? いやいや、
そして、この体内ホルモンの分泌を効率的に促す方法の1つがSMプレイであるらしいことを、最近サロンさんは確信してきました。
というのが、正確な表現でしょうね。
そう。いつのことか忘れましたが、かなり最初の頃なのですが、プレイが終わってみて
「えェ?この人、こんなにキレイんだ」
って、びっくりしたのを覚えています。
というか、プレイが終わったあと、明らかにキレイになっているんです。
そして、次第にこれは一般的にそうなるのだということに気づき出します。
単に「初めてSMを体験をするという緊張」から解放されて、リラックスされているだけなのかな、とも思っていましたが、あまり緊張されていない女性の場合でも、美しくなります。
エッチなことや楽しいことで遊ぶと、心が軽くなり、美しくなる、とまとめればよいのか知れませんが、お送りいただく感想の中で、「肌の調子が良くなった」「体が軽くなった」「よく眠れるようになった」などの変化を頻繁に報告していただいているのは、お読みの通りです。
最初は、サロンさんに気を使って、オーバーに書いているのかな、なんて思っていました。
でも、あまりにもそういう感想が多いので、最近はSM美容を受けることで、本当にいろいろ調子が良くなっているのではないか、と思い出すようになってきました。
もうひとつ、しばしば感想を書かれている人が、「ここらへんから記憶がなくなり・・・」とありますよね。
「あれ、ほんとは本番とかしてるので、記憶がなくなった、なんてごまかして書いているのでは?」なんてうがった読み方をされている人もいるかもしれませんが、プレイが深まり、トランス状態に入っていくと、「記憶が飛んだり」(あるいは「やたらと鮮明に記憶していたり」)とか、また「時間感覚がなくなる」(長い時間を瞬間に感じたり、短い時間を長く感じたり、前後関係がメチャクチャになったり)とかが起こります。
SMプレイ中に、そうなるかどうかの研究はないと思いますが、催眠心理学の分野では、トランス状態での「記憶」「時間感覚」の変化は、20世紀前半から確認・追試され続けている事項です。逆に、「記憶」「時間感覚」の変化が起こった事が、トランス状態に入っていたという指標の中心項目となっています。
「時間感覚」はドーパミンというホルモンの影響を受けることは、かなり確かな研究から言われていることですので、「SMプレイでホルモンが放出されて、どうのこうの」、ってのも、なかなかいいところを突いています。性的な刺激で、オキシトシンなどのホルモン濃度が増えることもあちこちで言われており(例えば『ボインタッチ』で書いたように、乳首マッサージでオキシトシンの放出量は上がると考えられます)、これも確かでしょうから、
恋をしたり、セックスをしたりすると女性がどんどん美しくなるのはご存じですよね。
これは、恋やセックスにより体内のいろいろなホルモンの量が変化するためです。
そして、この体内ホルモンの変化を効率的に誘導する方法の1つがSMプレイであることが、サロンさんの経験で最近分かってきました。
と修正すると、インチキサイトでなくなるような気がします。
体内ホルモンは「からだ」のみならず「こころ」にもいろいろな影響を与えます。