SM美容術入門8-スパンキング美容術1

  SMとスパンキングの関係は歌舞伎と能の関係のようなものかもしれません。

 

 

 

 Salon de SMのHPの下の方に「最近の人気ページ」ってのがありますよね。

これは、直近1週間のアクセス数のランクが自動表示されるようになっています。

たいがいは、その週か、その前の週に新規投稿した「術後の感想」あるいは「サロンさんの気まぐれコラム」が最上位に来ていると思います。

 これと別に、サロンさんだけが見れる管理ページに、累積アクセス数の情報があるんです。つまり、この最新HPがスタートしてからのアクセス数の合計。確か2012年の9月ぐらいに、今のヴァージョンのHPに大幅更新したので、3年弱の間のアクセスの合計です。

 当然、最初からあるページが、累積数も多いのですが、その中で他を大きく引き離して、圧倒的にアクセス数が多いのが、『スパンキング美容術』のページなんです。 確かに「最近の人気ページ」にもちょくちょく出てきていますよね。なんとなく、「カーママッサージ美容術」や「スパイラル美容術」の方が多いのかな、と思っていたのですが、データはそうではないんです。

 おそらく、Googleなどで「スパンキング」を検索語として巡り着く人が多いのでしょうね。

 世の中、みなさんそんなにスパンキングに興味があるんだ。

 ということで、SM美容術入門シリーズ、第8回目は、『スパンキング美容術』を取り上げてみましょう。

 「スパンキング」は「Spanking」と綴り、本来の意味は、お仕置きのために、お尻をペンペンすることです。動詞は「スパンク」。ペンペンする人を「スパンカー」、ペンペンされて嬉しい人を「スパンキー」なんて言ったりもします。お尻をペンペンする時の、「スパ〜ン」という音に由来する擬音語であろうと考えられているようです。

 この「スパンキング」、『SM美容術入門4-エネマ美容術(前編)』『SM美容術入門5-エネマ美容術(後編) 』で取り上げた「エネマ」と同じく、かなり奥が深〜いのです。

 「SM」とは独立して「スパンキング」というジャンルがあります。MIXIなんかにも、スパンキング愛好家の集まるコミュがいくつかあるのでないかな。スパンキング愛好家がたくさんいる訳です。

 「スパンキング愛好家」の中には、「SMと一緒にされちゃ、かなわん」って思ってる人、多いのではないかな。

 例えていうなら、SMが「歌舞伎」でコアなスパンキングが「能」みたいな感じ。歌舞伎の演目で、能に由来して、能を真似たような作品がいくつかりますが、きっとガチガチの能ファンは、「なんじゃいな、あれは」ってな感じで顔をしかめているかもしれませんね。能は能で、かなり奥深い世界をもっています。歌舞伎の方は、イケルものは何でも使っちゃえ、って感じで、能でも、文楽でも、新劇でも、使えるものは何でも取り入れちゃう、ってのがちょっとSMに似ています。

 なので、SMでやってる「スパンキング」ってには、コアなスパンキング愛好家からしてみれば、「どこがスパンキング?」ってことになるのかもしれません。

 では、いわゆるスパンキングマニアが楽しむ、スパンキングプレイってのは、どういうのが典型なんでしょう?

 躾のために、お尻をペンペンするのは、西欧の文化。

 英国が有名ですが、英国以外の他の国でもあるはず。英国以外、どこの国で躾けにお尻ペンペンがあるのか、サロンさんは不勉強でよく知りません。米国人でも、英国にルーツをもつ家庭には、「躾けにスパンキング」という文化があります。もっとも、世界的に体罰はよろしくない、ということなので、失われつつある文化なのかもしれませんが。

 「私も小さいときに、お尻ペンペンされたので、日本も、他の国も同じでしょ」と思われるかもしれませんが、どうなんでしょかね?西欧には、絵画、小説、映画でスパンキングをモチーフとしたものがわんさかありますので、やはり日本に比べて、深いところで西欧には「スパンキング文化」が存在しているのだと思います。

 なにせ、子供の頃に、親にペンペンやられる訳ですから、「愛情」「恐怖」「悔恨」「不安」「善」など、複雑な感情がからまって、性的嗜好として大人になって現れるというのは、容易に想像できますよね。

 スパンキング愛好家の人達の典型的なプレーは、受け手の人(スパンキー)が何か粗相をしてしまい、それを責め手(とは言わないのでしょうけど。スパンカー)の人が、叱るわけです。いったい、どういう了見をしているのだと、スパンキーの過ちを責めまくり、「こんな悪い子はお仕置きだ」と言って、手のひらでお尻ペンペンするなり、何らのスパンキング・ツールでお尻を叩きます。

 「あーん、ごめんなさい。もうしませんから、許してくださーい

 「だめだ。いつもそんなこと言って、結局また同じ粗相をするんだから。ホントに悪い子だ。今日という今日は絶対に許しません」

 「あーん、もう絶対しません〜。痛い、痛いよ〜。絶対にしないから、許して下さい

 「今日は、絶対に許しません!本当に悪い子だ!!」

といった感じで、パシ〜ン、パシ〜ん、とお尻を思いきり叩かれ続けます。

 

 この説明読んで、ちょっとドキドキした人は、スパンキングにハマルかもね(笑)。

 最後は、スパンキーがウェンウェン涙を流して、心の底から反省して、スパンカーが「本当に反省したみたいだから。今回だけは特別に許してあげよう。いい子にするんだよ。本当はお前のことが大好きだからね。」って感じで抱きしめて、おしまいとなります。

 って、多分こんなもんなんだろうと、思います(笑)。サロンさん自身、スパンキング愛好家ではないのですが、術後の感想-06術後の感想-107で登場したクリームさんや、その他のスパンキング愛好家の方からのお話しを伺って、こう想像しているだけです。

 お分かりのように、ここでは、セクシュアルな場面は、パンティーズリ下げて、お尻を露出するぐらい。オッパイ揉んだり、オマンコ触ったりしません。もちろん、お尻ペンペンしているだけで、潮吹いたり、逝ってしまったりする人は、Salon de SMでもいるので、そういうのはあるのでしょうけど(そんなことのになったら、ますますスパンカーに怒られるのでしょうね)。

 たぶん、気が入ったプレイができると、かなり面白いと思いますよ。この「気を入れる」という部分が難しくて、そういう文化的素地がないと、なかなか気が入れにくいと思います。緊縛プレイは、どちらかというと「恥ずかしい」っていう深い感情を引き出すプレイなの大して、スパンキングは「ごめんなさい」って感情に関わるプレイなんでしょうかね。

 本格的なスパンキング愛好家のプレイを,是非一度密かに見てみたいサロンさんなのですけど、まだ実現していません。

 で、SM美容では、あまりこういった深い精神的な部分でスパンキングを追究しているわけではなく、もっと即物的な「イタ気持ち良い」感覚を得るために、お尻ペンペンを使っています。まあ、これでも、普通の人(スパンキング愛好家ではないという意味で)には、十分楽しいのですけどね 。

 次回は、SM美容におけるスパンキング美容術の方法について、より具体的に説明していきましょう。

映画「セクレタリー」(2002)で、弁護士秘書がタイプミスをしたお仕置きに、事務所で弁護士にお尻ペンペンされています。

  

 

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連載『SM美容術入門』