熱そうで、意外と熱くなくて、でもやっぱり熱いのが『温熱刺激美容術』。
さて、SM美容術入門シリーズ、やっとこさ第16回の『温熱刺激美容術』までたどり着きました。
これで『ボンデージ美容術』以外は全て説明したことになります。
『温熱刺激美容術』って、つまり「ローソク垂らし」です。
「SM」で一般の人がイメージするのは、「ムチ」「縛り」「手錠」「ボールギャグ」「浣腸」そして「ローソク責め」って感じではないでしょうか?
SM美容のアイテムの中でも、『スパンキング美容術』『エネマ美容術』と同じく、かなり「衝撃力」のあるアイテムです。
『SM美容術入門3-ダイナミックレンジ』を考えると、セッションの最後の最後にもってくるべきアイテムかと思います。
ところで、『エネマ美容術』と同じく、真面目な美容法としても、ローソク・・というかワックスを使ったものがありますよね。
肌への適度な刺激が、新陳代謝を促し、美容・健康効果をもたらすという訳です。
あと、脱毛のブラジリアンワックスなんかも、ワックス使います。
昔は(かなり昔ね)、ミツバチの巣や鯨の脂、あるいは日本では果実の脂からローソクを作っていたらしいですが、今は石油から合成されているものがほとんどだと思います。ミツバチの巣から作ったものを「蜜蝋」、植物由来のものを「木蝋」といったりもします。
「おうちの仏壇からローソク失敬してきて、使って見よう」
てのは、やめましょうね。
同じローソクでも融点(簡単には熱で溶けたローソクの熱さ)が、色々なんです。
仏壇のローソクはかなり高い方。
なので、上品な白色でメチャ熱いローソクでないとダメ、っていうマニアは別として、初心者の方は、融点の低いローソクを使いましょう。
「どんなタイプのローソクが熱くないの?」
そうですね、一番安心なのは、アダルトグッズ屋さん(あるいはネット)で、SM用の「低温ローソク」と明記しているものを買うことです。
SM用のローソクは、たいがい真っ赤なもので、派手な見栄えになるように工夫されています。
【Take-home message-32】最初は「低温ローソク」から遊びましょう
低温ローソクの中でも、さらに温度もいろいろあるようですよ。
低温ローソクは、ほとんど、熱めのお風呂よりちょっと熱い程度の温度なのです。
でも実際使って見れば分かりますが、かけられる方は「メチャ熱い〜」っていうイメージに頭の中がプログラムされていますので、実際の肉体的な刺激以上の効果があります。
とはいうものの、熱さに対する許容度の個人差もありますし、その日のコンディションでも感受性が変わるでしょうから、まずは低温ローソクで様子を見ながら、慎重にね。
さて、どうやってローソクをかけるか。
まず、ローソクをかける場所。
無難なのは、お尻でしょう。あとは乳房や、背中。
オマンコや目、耳、アナル、お臍などの穴の部分は、事故につながるので、マニア以外には手を出してはいけません。
「お尻の穴の回りだけかけよう」とか思っていても、相手がちょっと姿勢を変えると、スルスルと熱いロウが直腸の中まで入ってしまいますよ。
お尻や乳房、乳首で十分『温熱美容』効果はありますので、悪戯心をださないことです。
【Take-home message-33】体孔近辺にはローソクを垂らしてはいけません。
次に、ローソクのかけ方。
これはいろいろですよね。
「ほらほら、熱いのが垂れるよ、ほら見てごらん」
って、盛り上げながら垂らすのもありですし、
目隠しして、いつどこに垂れてくるのかのドキドキ感を味わうのも一興。
高い位置から垂らすと、加速度がついて重たい感じがしますが、飛び散るので注意。温度も少し下がります。
近い位置から垂らすと、かなり熱いですし、追い詰める感じがします。
「ポタリ・・ポタリ・・」と散発的に垂らすのもあれば、たまった溶けたロウを、一挙にドドッてのもありです。
いや、楽しいですね〜
さて、サロンさん、ローソク遊びは大好きなのですが、実はSalon de SMではほとんどこの『温熱刺激美容術』をやっていません。
ご希望されている方も多いのですが、なんでやらないかというと、後始末が大変なの。
自宅でローソクプレイをするなら別ですが、ホテルでする場合には、ローソクをシーツや床に垂らすのは御法度。
床ならまだ、必死に削り取ればなんとかなりますが、シーツとかにつけちゃったら、いくら頑張っても取れませんよ。
なので、ローソク使う時は大きなビニールシートを床に広げて、その上で遊びましょう。
【Take-home message-34】ビニールシートの上で楽しみましょう。
一度でいいのでこんな広いところでローソク遊びをしてみたいものです。
いわゆる「レジャーシート」とか「レジャーマット」とかいうやつですが、サロンさんは100均ショップで購入して、使い捨てで利用しています。
普通の店で買うと、1,000円-2,000円しちゃうこともあるので、こうなると再利用したくなりますよね。
でも、たくさんのローソクを剥がして、シートをキレイにするのが大変。
というか、まずは、受け手の方の体についたローソクを丁寧に剥がしていかいといけないのですが、これが結構時間がかかります。
石鹸で洗っても落ちるものでもないので、1粒1粒、指で剥がしていくことになります。
楽しい時間ではあるのですが、時間はかかります。
なので、ついつい「ま、温熱刺激美容術は次の機会に」って感じになってしまいます。
それに、2, 3滴垂らしただけで、
「あ、やっぱり無理です。止めときます」
って方が意外と多いので(笑)。
低温ローソク使っているので熱くないんですけどね。
といいながら、時々自分にローソクがかかって「アヂィ!」と飛び上がっていたりしてるのも事実ですが(笑)。
一人ローソクプレイで楽しみます。
ローソクの垂らし方の教則ビデオですよ。
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