SM美容術入門4-エネマ美容術(前編)

医療、健康、変態と幅広い分野で活躍する「エネマ」。奥が深いのです。

 

 

 

SMって松花堂弁当みたいな面があります。

SM美容術入門1-アイテムいろいろ』でも述べましたように、SMってのが、いろいろなフェチ、つまりマイナーな性的嗜好の集合体みないなもの。「これがあればSM」ってのは特にないんです。縛らないSMや、鞭打たないSMってのは、普通にあります。

で、一般的には、松花堂弁当のようにいろいろ複数のプレイの種類を混ぜながらSMを楽しみます。SM美容でお好きなアイテムを組み合わせるのと同じですね。

写真の松花堂弁当では、例えば「天ぷら」とか「お寿司」が入っていますよね。

「天ぷら」ひとつとってみても、大変奥の深い料理でして、老舗天ぷら専門店は、天ぷらひとつで勝負しています。お寿司だって、たいがいのお店は、にぎり寿司だけで勝負して、あれこれ関係ないのは出しません。

同じように、SM美容のアイテムとして取り上げているそれぞれは、どれ1つとってもとても奥が深いプレイなのです。

さて、今回ご紹介する『エネマ美容術』。つまり「浣腸プレイ」なんですが、これがまた奥が深い!

そもそもエッチなプレイ以外に、医療行為としても浣腸が存在します。この事実がまた、エッチ領域では「医療プレイ」なんかともつながり、独特の面白さをもたらすのです。

「医療」のみならず、「美容」でも浣腸は使われていますね。「コーヒーエネマ」なんて言葉聞いた人も多いと思います。

便秘体質の方はよくお分かりと思いますが、お腹の中にたまっていたウンチがスッキリ出たときの爽快感といえば、まさに「健康的快感」そのもの。

逆に、便秘でウンチがお腹にたまってしまうと、肌も荒れてきて、仕事もはかどりません。

エッチがどうのこうの以前に、お腹スッキリというのは、気持ちよいものなのです。キレイで元気になります。

逆に、エッチな方向にもとても広がりのあるのが浣腸プレイ。

浣腸プレイマニアの人達は、浣腸だけでプレイを完結させますし、浣腸プレイ専門の雑誌やDVDも普通にあります。

ディープな浣腸プレイマニアの人達にとっては、「SMと一緒にするな!」って感じだと思います。まあ、寿司屋職人が、「オレのにぎりを松花堂弁当に入ってる寿司なんかと一緒にすんな」って感じなんでしょね。

SM美容術入門3-ダイナミックレンジ』のところでも書きましたが、浣腸プレイは広がりが大きいだけに、踏み込んだ領域では、かなり破壊力の強烈なプレイとなります。

貴男やパートナーが、かなり浣腸プレイに興味があって、それなりに経験もあるならば、エネマ美容術』を後ろの方に持って来るようなプランを立てるのもあるかもしれませんが(詳しくは『SM美容術入門2-セッションを楽しむ』を復習してください)、そうでないなら、エネマ美容術』は一番最初にもってきて、さらっと繊細な楽しみ方だけで終えておくのをお薦めします。

【Take-home message-7】エネマ美容術は一番最初にもってきて、さらっと終わらせる。

貴男がエネマ美容術をパートナーと楽しむ時は、大前提として、パートナーがエネマ美容術』に興味があることを確認しましょう。

「オシリ関係は絶対NG」「汚いのは受け付けません」って女性もたくさんいます。まず、パートナーがどう思われているかをうまく探り出して、興味があるなら取り入れるとよいでしょう。

エネマ美容術はNGだけどアンGマッサージ美容術は興味ある」って方も時々いらっしゃいます。別にOKなんですけど、指をお尻に入れると、指にウンチついちゃいますよ。

いいの、指でウンチかき回されるのが好きなの」って方は、上で述べたディープな浣腸プレイマニアに近い方かもしれませね(笑)。

さて、エネマ美容術』の進め方をお教えしましょう。

 

まず『道具』。

ひと昔前は、浣腸と言えば、ガラス製の大きな注射器みたいなので、お尻にブチュー、ってイメージでしたが、今ではガラス製の注射器なんてどこの病院でも見ることはありませんし、見たことない人の方が多いのではないかな?

アダルトショップなら、浣腸プレイ用の大きなガラス製シリンジ(注射器)が売っていますが、「高い」「重い」「危ない(割れるので)」とあまり好んで使う人はいないのでないかと思います。

でも、「浣腸は、やっぱシリンジでないとな」とこだわりがあるなら、もちろんOKですよ。プラスチック製の使い捨てのシリンジも売っています。ただし、容量がそれほど大きくない(多分、500mlぐらいの大きいのは技術的に作れないのでしょうね)ので、何回も抜いたり刺したりして大変ですけど。

手軽なのは「イチジク浣腸」などの商品名で知られる、使い捨ての小さなイチジク型の浣腸注入装置。

薬局でも普通に売っていますので、手に入れやすいです。

ただ、かなり強烈に排便感が襲ってきますので、注意が必要。

2番目の絵で使っているような、エネマ液の入ったバッグやボトルを高いところに吊り下げ、そこから伸びるゴム管をお尻に挿入して、位置エネルギーを利用して浣腸するタイプ・・・「イルリガードル」って呼びますが、これは美容エネマなどでよく使われるタイプです。サロンさんは使ったことがありません。医療プレイとして好きな方もいらっしゃると思います。

あとよく使われるのが上の写真のエネマシリンジ

ゴムでできていて、片一方をお尻の穴に挿入して、もう片一方を洗面器などに入れたエネマ液にいれておき、真ん中のゴム球をゆっくり握ったり話したりして、ポンプでエネマ液を挿入していきます。アマゾンで購入できますし、大きな薬局でも売っているかも。

 

次に『準備』について。

エネマシリンジの場合について手順を紹介しましょう。

エネマ液ですが、簡単にはお風呂の温度ぐらいのお湯が良いでしょう。

体温より高いお湯は、腸を刺激して排便効果を持ちます。

もう少し、排便効果を高めたいなら、洗面器1杯(といっても大きさがまちまちですよね。まあ中ぐらいでしょうか)のお湯に、イチジク浣腸30mlの中身を1/3〜1/4入れるとよいでしょう。

イチジク浣腸の中身って知ってますか? 主成分は50%のグリセリン溶液。

ただ、上にも述べましたように、50%のグリセリン溶液では、かなりお腹がキューキュー痛くなりますので、ちょっとキツすぎると思います。

エネマ液の準備ができたら、次にエネマシリンジなどの器具をアルコールで消毒しましょう。

言い忘れましたが、一番最初に石鹸で手を綺麗に洗っておくのは当然のことね。

アルコールは、例えば白十字の『ポケットコール』などですと、小さくて携帯性があるので便利かもです。

あとは、オシリのアナにチューブを挿入する時に、スベリをよくするために、白色ワセリンローションを用意しておきます。

ローションってのは、透明のヌルヌルの液体。成分はいろいろあるらしいけれども、多いのはアクリル酸重合体が使われているものだと思います。

粘性がいろいろなタイプがあると思いますが、やや固め(サラサラでなく、ベトベト)のものが使いやすいと思いますよ。

いずれも、アマゾンなどで購入できるので、恥ずかしい思いをしてアダルトショップで買う必要もありません。

でも、パートナーに薬局にイチジク浣腸を、大人のお使いで買いにいってもらう、っていう遊び方もありますけどね。

 

【Take-home message-8】エネマ液は最初はお湯が無難かも。

次に、『注入』。

医療浣腸をおこなう時の基本姿勢は「左側臥位」とよばれる、左側を下にして横に寝るポーズが基本です。

さらに、下の図のように右足を膝のところから折って、上にあげるようにして、肛門を露出させます。

なぜ左側臥位」かといいますと、上の図のように、肛門から続く直腸が、お腹の中ですぐに、左側に急カーブしているからです。

なので、お尻から入れたエネマ液が、重力で下にさがることを考えると、左側を下にして横になるのが、一番自然な導線というわけです。

確かにこの姿勢は、楽ですし、羞恥心も和らぎます。

でも、まあSM美容ですからね。もうちょっとエッチな格好で注入してもよいのでないでしょうか?

 

でも、あんまり変な姿勢で浣腸をすると、腸を傷つける恐れがありますので、最初はやはり左側臥位」から始めるのがよいでしょう。

オシリの穴は太いウンチが通るので、普通の人でもかなり広がる能力をもっています。

でも、「さあカンチョーしましょう」って、イチジク浣腸の細い管を入れようとしても、彼女は「イタイ、コワイ」と嫌がるでしょう。

怖さからオシリをキューち締めちゃうので、イチジク浣腸の細い管でも入りません。

こういう時は、無理をしないで、指先に白色ワセリンローションをつけて、オシリの穴の回りをやさしくおさえるように愛撫します。

指を入れようとすると痛いので、優しく押さえつけるような感じ。

彼女の恐怖心が取れてきたら、そっと気づかれないように指を挿入しましょう。

指が入れば、「ほら全然痛くないでしょ」と安心させて、イチジク浣腸なり、エネマシリンジの管をゆっくりと挿入します。

この時も、管の先っぽに白色ワセリンローションをつけておくと、滑るように入っていきます。

どれだけ奥まで挿入するかなのですが、上の図にありますように、直腸はすぐに急カーブして折れ曲がっています。オシリの穴からこの折れ曲がりの部分まで5〜6センチとされていますので、逆に言うと5〜6センチ以上入れてしまうと、直腸の壁(直腸前壁といいます)にぶち当たって、傷をつけてしまう可能性がありますので、それ以下にすべきです。

「それはコワイ」とビビッでしまい、ちょっとしか挿入しないと、今度は肛門括約筋に締め付けられてエネマ液が入っていきません。なので、ゆっくり慎重に挿入しながら、どこかですっと山を越したように楽になる部分がありますので、そこがベストポイントだと思ってください。

チューブが入ったら、あとは イチジク浣腸の本体の部分や、エネマシリンジのゴム球の部分を「ゆっくりと」押しながら、エネマ液を注入していきます。決して、勢いよくエネマ液を注入してはけません。さきほど説明した直腸前壁にエネマ液が勢いよくぶつかりますので、よくないです。

入れる量や、スピードはパートナーの様子を観察しながら、臨機応変に対応しましょう。

で、長くなったので、続きは次回に回しましょうね。

 

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連載『SM美容術入門』