VCO_VCF_VCA_CAO_VAO

 VCOで発振してVCFで変調してVCAで増幅してCAOでパンクリ勃起してVAOで脳イキです。

 

 

 

 

ロバート・モーグ博士は1964年に最初のモーグシンセサイザーを発表したわけですが、ポイントは音の音源(VCO)、音の変調(VCF)、音の増幅(VCA)回路などをモジュラー化、つまり、ある程度独立した単位として取り扱えるようにして、その組み合わせから、多彩な音色を自由自在に創り出せるシステムにしたこと。

この新しい音に、すぐさま何人かのミュージシャンが飛びつき(日本なら冨田勲など)、音楽家と工学家の相互刺激から、またたくまに、モーグシンセサイザーがさらに進化し、シンセサイザーの楽器としての地位が確立されます。

初期のモーグシンセサイザーは、巨大なモジュールラック上を、無数のコネクター線が神経細胞のように複雑に張り巡らされ、何やらそれ自身が生き物のような不思議が雰囲気を醸し出しています。

 

 

8,000本の枝のもたらす至幸』でも紹介しましたように、女性の陰核亀頭、つまりいわゆるクリトリスには、何千本という神経が張り巡らされているといわれています。

よくまあ、あんな小さいところに、そんなにたくさんの神経が集まっているのだと感心しますが、それらの感覚神経は、最終的には脳に連結して、「気持ちイイ〜!」「逝く〜!」って快感につながる訳です。

 

陰核亀頭の刺激でオーガズムに達することを、「CAO」といいます。「Clitorally activated orgasm」の略で、「クリトリスによって活性化される絶頂」という意味です。

あんなに神経が集中しているので、クリトリスがものすごく触られると気持ち良い、ってのはなんとなく納得できますよね。

オマンコの周辺の特に表面には、陰部神経というのが、クリトリスを含めかなり密に存在しており、性感スポットが集中しています。

Cスポット」、「Uスポット」を始め、オマンコ入り口付近の「Gスポット」や「Qスポット」も、パンクリトリスが関係していると考えてよいので、陰部神経がらみでしょう。

CAO」はいわゆる「クリ逝き」というやつですが、これに対する「中逝き」に相当する用語が「VAO」です。こちらは「Vaginally activated orgasm」つまり「膣によって活性化される絶頂」という意味です。

クリ逝き」の方は、神経がいっぱい集まっている陰核亀頭などをナデナデしていると誘導できるので、なんとなく分かりやすいのですが、「中逝き」の方はそうはいきません。

まずもって、「中逝き」を誘導する性感ポイントがどこなのかがはっきりしません。「Aスポット」「Hスポット」「Pスポット」「Kスポット」と、膣の奥の方の部分がいろいろ提案されていますが、「Cスポット」のようにその実体がはっきりしません。

体の表面にはいろいろな種類の感覚神経がたくさん張り巡らされていますが(『タッチ』など参照)、体の内部はそれほどでもありません。体の内部の神経は、外の刺激を感じるというよりも、内臓の状態を感じるような目的で存在して、そもそも目的が違うようです。

膣の中にも、神経はあることにはあるようですが、その量はクリトリスに比べて、圧倒的に少ないです。

従って、極端な意見は「中逝き」は幻想。あれは、脳が誤解しているだけに過ぎない。膣にはそもそも神経が殆ど無い。クリトリスこそ女性の性感覚の中心」と、いわゆるクリトリス至上主義者などが好む主張です。

 しかしながら、この「脳が誤解」というところがミソで、実は人間なんて、五感を駆使しても、存在するそのものの真の姿を直接知ることは不可能です。全て、脳で処理されたイメージを、ほんとうにあるもものと思っているだけ。「脳で処理」と書きましたが、あるいは、脳だけでなく、体全体で処理をしているのかもしれません。

ですので、神経が密集したクリトリスへの刺激も、神経のあまりないオマンコへの刺激も、同じように情報処理された結果として感じる訳です。

しかしながら、情報が少ない時には、あれこれ情報を補完して処理してしまうのが、生物の面白い所。

膣への刺激は、クリトリスに比べて刺激、情報量が少ないので、脳みそはあれこれ他の刺激も利用しながら、イメージ空間を脳の中に作り出します。

そのため、 「中逝き」は、「○×スポット」と特定の場所に限定されるのではなく、いろいろな場所が絡んで誘導されるのでしょう。恥丘トントンなどでもオルガズムが誘導できるのも、その好例。

脳での処理にかなり依存するので、いわゆる「脳イキ」と広く括っても良いのでしょう。この場合、特にオマンコへの刺激が絶対必要という訳では無いので、「縄逝き」なんかもその仲間に入ってくるのでしょう。

脳イキ」の極端な例として、肉体への刺激が殆どない状況で、オーガズムを誘導する場合。催眠術師の林貞年氏が、『催眠セックスの技術 性感リミットを外す』などで紹介している、手を軽く触る以外の肉体的刺激はなしで、催眠誘導の技法を中心に「脳イキ」状態にもっていくような場合でしょう。

 

神経が密集したクリトリスをターゲットとした「CAO」は、比較的分かりやすく、また、比較的簡単に誘導できるかもしれません。

しかしながら、脳の情報補完を利用する「中逝き」「ポルチオ逝き」「脳イキ」は、メスマー美容術入門で紹介しているようなテクニックをうまく使う必要があるのかもしれません。その分、そこで広がるイメージ世界は、クリ逝きでは得りことのできない大きな広がりをもっているかもしれません。まあ、もちろんどちらも素晴らしいものですので、どちらが良いとかいう問題ではないですけれども。

 

巨大なアナログ機械のモーグシンセサイザーも、今はiPadのAPPで動かせるようにデジタル化されていますが、従来の分厚くて温かみのある音は、デジタルでは出せません。機械温度の変化から来るVCO-VCF-VCAのふらつきや、それこそ用いるハンダの原材料の産地までが音質に影響するのだといった、怪しげな世界から出てくる音がアナログシンセです。

あるいは、そういったアナログでなくては出せない音が存在すると思っていることそれ自体が、「脳の誤解」なのかもしれませんが。

 

 

モーグ博士とプログレの天才キース・エマーソンとのコラボで、シンセサイザーは一気に音楽性を高めました。 

脳イキは最近の流行ですね。クリ逝きでは味わえない快感が楽しめるのだと思います。 

 

 

『ジスイズ・オルガズム美容術』